「肝心なのは経済なんだよ、バカモノ」だそうで


私は、口ばかり達者で何もできない「有言不実行」な人とか、口では綺麗ごと言ってても実際は真逆なことをしている人とか、とんでもないことをやらかしておきながら「悪意はなかった(のだから赦せ)」と主張して自分を正当化し責任も取らない人がとても嫌いなのですが。

それにしても。

野党が審議復帰、衆院予算委で「少子化」集中審議(2月7日/読売新聞)

首相は、女性を「子供を産む機械」と例えた厚労相の発言について、「極めて不適切だ。多くの国民を傷つけたのは事実であり、私からもおわびしたい」と述べた。その上で、「(厚労相は)結婚したい、子供を持ちたいと思う人が、望みを実現できる社会にしていかなければならないと考え、施策を実行している。常に国民の立場にたった厚生労働行政を行うことで、国民の信頼を得て、職責を果たしてもらいたい」として、辞任を求める考えのないことを改めて表明した。

厚労相には、発言は「不適切」という見解を示しつつも辞任させず、今後の行動・成果に期待している印象。これも再チャレンジ支援の一環ですかね。

キヤノンの偽装請負で、御手洗会長の参考人招致を要求(2月7日/朝日新聞

 民主党枝野幸男衆院議員は7日の衆院予算委員会で、御手洗冨士夫日本経団連会長の参考人招致を要求した。御手洗氏が会長を務めるキヤノンが、違法な労働形態である「偽装請負」で行政指導を受けたことを踏まえたものだ。
 御手洗氏は政府の経済財政諮問会議の民間議員も務めているが、同会議で御手洗氏は請負法制について「無理がありすぎる」などと現行制度の緩和を求めている。枝野氏は予算委で「自分の足元で違法行為をしているのに、違法行為が合法となるように何とかしてくださいというのはむちゃくちゃだ」と批判した。

御手洗氏に問題ない=キヤノンの偽装請負疑惑−安倍首相・衆院予算委(2月7日/時事通信

 民主党枝野幸男氏は7日午前の衆院予算委員会で、実態は労働者派遣なのに業務請負契約を装う「偽装請負」をキヤノンが行っていたとの疑惑を取り上げた。枝野氏は、同社会長の御手洗冨士夫日本経団連会長が政府の経済財政諮問会議の民間議員であることを指摘し、「雇用政策に一定の影響力を持っており、事実なら問題だ」と追及した。
 これに対し、安倍晋三首相は「御手洗氏は『法律を順守するのは当たり前だ』と発言している。成長戦略を着実に実行していくために(諮問会議で)見識を発揮してほしい」と述べ、問題はないとの認識を示した。

こちらでは発言を重視して行動・結果には頓着していない印象。


なんか官と民とで対応が違うというか、何このダブルスタンダード
と、ぱっと見ただけですが、そう感じてしまいました。


官民ともに国の上のほうにいる方々には、国民に配慮した適切な「有言実行」をお願い申し上げたいもんだなー。
特に野党。有言のみって印象だ。

さらに、教育の再生と自国を愛する心の涵養が最優先で行なわれるべきは経団連じゃないかねー。「経団連の苦情はばかげている」とか、「この動きがこのまま続けば、被害を受けるのは日本の消費者だし」とか、「すでに心もとない日本の生産性はさらに悪化し、国民所得は失われる」とか、「日本の景気回復が実質賃金の上昇につながらない、まさにその点が、首相の支持率激減の最大原因だということを思えば尚のこと、経済に対する首相の無関心は驚くべきものだ」ってフィナンシャル・タイムズの社説で言われてますぜ。