人の死を報じたニュースを笑うのって
まあ、B級臭漂うニュースだとは思うけどさ。それにしても、ブクマで
「ネタ」とか「アホ」とかってタグがついたり、
「アハ体験!」とか「掴みはオッケー」とか「気合と根性が足りない」とか「ダーウィン賞」とか「w」付きのコメントがついたりするのは、
いくらなんでもどうよ。
と思った。
人が「死んだ」というニュースなんですが。
ブクマのコメントでも書いたが、多額の借金を抱えて返済に追われている人の精神状態や価値観、判断力はまっとうではない。ということを私は現実社会で体験してます。
借金に限らず、精神的に追い詰められた人間はトンデモな行動をとりやすいですよ。
詐欺をしようとした暴力団員とはいえ、精神的に追い詰められた挙句の死を笑うなんてなあ。
なんか、
人が悪魔になる時――アブグレイブ虐待とスタンフォード監獄実験(1) | WIRED VISION
状況の力はときとしてきわめて強大となり、感情移入、利他主義、道徳性が機能しなくなり、普通の人どころか善良な人までもが悪に手を染めてしまうということが起こります。
↑ここの動画に出てくる兵士と上記の一文を連想してしまった。
感情移入、利他主義、道徳性が機能してないっぽい印象だ。
「インターネットの匿名性」という“状況の力”のせいなんだろうか。