大草原の小さな家
最近、「大草原の小さな家」を読み直しました。
大草原の小さな家 (講談社 青い鳥文庫―大きな森の小さな家シリーズ 2)
- 作者: ローラ・インガルス・ワイルダー,かみやしん,こだまともこ,渡辺南都子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1982/11/10
- メディア: 新書
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子供のときにも、この「小さな家」シリーズを読んでいますが、
そのときは、丸太づくりの家にあこがれたり、
ブタの尻尾を焼いて食べるあたりなんかに興味を引かれたり。
で、大人になってから読んでみましたら、
やはり興味を持つポイントが変わっていまして。
自力で開墾し、一定期間その場所に住んでたら
自分の土地になる、っていう
まさにフロンティアな当時のアメリカが
ものすごくうらやましい。
そして、
当時の社会情勢からすると、
おそらくチャールズ(父)とキャロライン(母)は今の私と同じ年頃
いや、多分年下なわけで。
それなのに、夫婦ふたりだけで家建てて、
幼い子供二人抱えてる状態でも
なんとか暮らしを成り立たせてしまうのだから
すごいなあと感心してしまい。
そのほか、
近くの町まで買い物にいくのに
片道2日&命がけ
すげえ。
さすがだな、アメリカ。広すぎ。
同時に
隣の家まで行って帰る間にパンサーに襲われそうになったり
自作の家の煙突が火事になったり
畑に種をまいた直後に政府の方針のせいで
立ち退きしなきゃならなくなったりした
チャールズ・インガルスがものすごく可哀想に思えました。
加えて、子供の時には読んでも気づかなかった
ネイティブアメリカンの居住地のことなどなど
けっこう社会的な問題が物語の隙間から垣間見えるわけで。
未読の本を読んだような楽しさでございました。