大草原の小さな家


最近、「大草原の小さな家」を読み直しました。


大草原の小さな家 (講談社 青い鳥文庫―大きな森の小さな家シリーズ 2)

大草原の小さな家 (講談社 青い鳥文庫―大きな森の小さな家シリーズ 2)


子供のときにも、この「小さな家」シリーズを読んでいますが、
そのときは、丸太づくりの家にあこがれたり、
ブタの尻尾を焼いて食べるあたりなんかに興味を引かれたり。


で、大人になってから読んでみましたら、
やはり興味を持つポイントが変わっていまして。


自力で開墾し、一定期間その場所に住んでたら
自分の土地になる、っていう
まさにフロンティアな当時のアメリカが
ものすごくうらやましい。


そして、
当時の社会情勢からすると、
おそらくチャールズ(父)とキャロライン(母)は今の私と同じ年頃
いや、多分年下なわけで。
それなのに、夫婦ふたりだけで家建てて、
幼い子供二人抱えてる状態でも
なんとか暮らしを成り立たせてしまうのだから
すごいなあと感心してしまい。


そのほか、
近くの町まで買い物にいくのに
片道2日&命がけ


すげえ。
さすがだな、アメリカ。広すぎ。


同時に
隣の家まで行って帰る間にパンサーに襲われそうになったり
自作の家の煙突が火事になったり
畑に種をまいた直後に政府の方針のせいで
立ち退きしなきゃならなくなったりした
チャールズ・インガルスがものすごく可哀想に思えました。


加えて、子供の時には読んでも気づかなかった
ネイティブアメリカンの居住地のことなどなど
けっこう社会的な問題が物語の隙間から垣間見えるわけで。


未読の本を読んだような楽しさでございました。